2014年02月12日

ピーター・リンチの株で勝つ 5



前回は若干見づらい記事となってしまいましたので今回はシンプルに書こうと思います。


今回の重要ポイント

・企業の「キャッシュ・ポジション」を調べることは極めて重要
・成長率、配当利回りと一緒にPERを考える


2つめはやや複雑?な算出方法かもしれないが、とても重要だと感じたので
今回ピックアップした。
この2点は自分のバリュー投資においても非常に参考になる考え方だと感じる。


1つめの企業キャッシュ・ポジションを確認することをオススメする、というのは
「フリーのキャッシュポジションを株価に織り込んでPERを算出する」
ということである。
リンチ氏が年次報告書などを重視する理由は明白でわかりやすい。


ピーター・リンチでは米フォードを例に挙げている。
大まかではではあるが、キャッシュポジションを算出して発行済み株式で割ると
「一株当たりのキャッシュ」が算出できる。


例として株価400円のPER10倍の株があるとする。
単純に1株当たりのキャッシュが200円あれば、
実質株価は200円、PER5倍と算出、単純に考えれば割安圏内に入る。


※更にリンチ氏はフォードの「関連会社」の価値を算出し、フォード株の自動車部門のみ
 価値があまりにも安いことを発見した。当時フォードは高値圏と言われていたが、
 この計算だと文字通りタダ同然であった。

実際は会社の財務や運営、成長性、業種、その他負債の種類やキャッシュをどれくらい正確に見積もるか
等々・・・・非常に多くのによって大きくぶれるが、キャッシュリッチな会社は調べて損は無い筈。
逆にこの一株当たりのキャッシュを含めても相当に割高な株は、バリュー株投資以外でも全くオススメできないものになる。




成長率の算出の項については、一概には言えないが
増益している会社なら年次報告書を順番に見ていけばある程度誰でも予想できるのではないだろうか?
株は収益ありきと考えるならばもっとも難しい部分かもしれない。
ピーター・リンチ氏のマゼラン・ファンドでは
「PERが成長率の半分だと極めて魅力的」
「PERが成長率の2倍だと危険」
この方法で株式を評価していたそうだ。

シンプルでわかりやすく、自分は感動すら覚えた(ぁ


成長率の算出や予想は容易ではないが、仮に年率12%の成長率と考えれば
PER6倍以下・・・・非常に魅力的
PER24倍以上・・・・魅力に欠けるし、いずれ下落すると試算。

これに配当利回り(3%と仮定)を考慮する場合、年率に直接足して
そこからPER(6倍と仮定)で割る。
15÷6=2.5
この数字が1以下はなら見込みなし、倍なら魅力的だろう。
今回は仮定した数字が良すぎるので2.5。
この本で言えば非常に魅力的な株ということになる。



続く


posted by あかとら at 22:43 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「PERとは?」 ピーター・リンチの株で勝つ 4 



第10章 「収益、収益、そして収益」



この章は自分の中ではかなり印象に残っている。

株価は、結局は収益に依存しているものだということだ。

特に、PERについて改めて考えるいい章だと思う。



あたりまえのことだが、現状の株価と固定収益なら
「一株の収益(年)×PER=現在の株価になる。」
(現状の収益のままなら)PERの倍率=株価分の収益を上げる為に必要な年数になる。




※(細かい部分を抜いて簡単に例えると)
「人間の株価」
Aさんの(人間としての時価総額)は2000万円。
100株発行している。1株の株価は20万円。

Aさんの年収(収益)は200万円。一株収益は(100株あるので)2万円だ。
1株20万円÷1株収益2万円=PER10倍

となるが、これは収益が変わらない、万年同じように200万円稼ぐ人間の場合なので
現実はこうはならない。(調整次第では可能かもしれないが)


仮にAさんの株価が100万円/1株 だったとする
「1株100万円÷一株収益2万円=PER50倍」
株価分の収益を上げるには50年かかる。

だがAさんの年収が徐々にアップしていき、今からの10年間の平均が
400万円だった場合PERは25倍。1000万円なら10倍と割安圏内に入ってくる。
勿論現在の年収は200万円なので、現在の株価100万円という価値がつくのは
「株主の勝手な期待」なのである。
(勝手と書いたが、好きに期待していいということでもある。
 勝手ながらかなり正確な予測をする人もいれば、
 なんとなく期待して買う人までいる。
 絶対はないので正しい判断はない。)


株に話を戻すと、
PER50倍なら、その株価に見合った収益を上げる可能性が無ければならない。
別にPER10倍が健全値というわけではないが、この水準を期待するのであれば
「収益が5倍になる試算をしなければならない」
逆に、試算して収益10倍は余裕ということなら、現在の株価ならPER5倍。
割安である。


長期投資でPER50倍の株を買う場合、収益が去年ベースの何倍になるかをしっかり試算して
買う必要がある。高PERの株は将来の要素を織り込まなければ何故現状の株価で買うか不明である。


当然業種、材料などで割高かそうでないかは分かれるが、それ以外にも現在の会社の大きさなど
様々なことを考慮しなければならない。
極端な例だが、
年収20円の人が年収2万円になることはありえるかもしれない。
(他国に出稼ぎに出れば、十分成し遂げられる)
年収20億の人が2兆円、これはありえるか??そうはありえないと思う。

これによって、収益の倍増が完全に望めないなら高PERの株を長期投資することは事実上ありえない。



バリュー株投資のみならず、デイトレやスイングでもPERは重要だと考える。
特に決算をまたぐトレードを行う場合、注意が必要だと感じる。


高PER株は、言い換えれば「期待された株」「これくらいまで成長すると予想されている株」と考えられる。
簡単に言うと好決算は当たり前であり、変化がない。株価が上がるとしたら超好決算でなければならない。
期待値を下回れば、決算が良好でも株価は下がる。成長率低下とみなされてしまう。

好決算でも横ばいの株価で、決算が少しでも予想より悪ければ下がる・・・・・
=「株価は下がる確率が高い」=売りのチャンス
と、考えることができる銘柄も存在すると思う。この手法で売り建てで儲けている人がいるかはわからないが・・・・

低PERは逆に考えられる。期待されていない、注目が少ない。
よって増益や増配が予想できれば間違いなく株価が上がることが予想できる。


しかし現実で未来が読める人はいない。
しかも会社の健全性やその他要素をすべて把握することは一般的には難しい。

だからこのように株価は色々な方向へ行ってしまう。
PERはあくまでも期待値である。
言い換えれば、株価も期待値である。

しかし一人の期待ではなく、その株を取引している人たちの期待値なので
今その株を取引きしている人たちがつけている値段が、なんらかの情報を
得ることで「安い」と確信したときは正真正銘の「買い」だと思う。


posted by あかとら at 13:58 | Comment(0) | ピータ・リンチの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月10日

ピーターリンチの株で勝つ 3


本日もピーターリンチの本から金言を発見することができました。
今後の参考にしたいと思います。


「第9章 私が避ける株」



超人気産業、超人気会社
・第二の何々(第二の○○・・・など)
・多悪化を避ける
・耳打ち株にご用心
・下請け会社にご用心
・名前の良い会社にご用心




バリュー株的な観点でみると、

超人気産業や超人気会社は当てはまらないことが良くわかる。
そもそも長期で持つと下落する幅が大きい。(既に割高なのはほぼ間違いないので)
個人的には下落する確率よりも下落したときに幅が大きい株はバリュー株でなくても厳しい部分がある、と感じる。


第二の〜は、日本でも良く聞く。第二のガンホー、第二の〜.....と、だいたいが
「過去に成功した会社に似ている、その次の候補」
という場合が多い。
別に失敗すると言い切れるわけではないが、この手の株も微妙なパフォーマンスや最悪の場合大きな下落となってしまう株が多いように思える。


多悪化とは、リンチ的な見解では
資金が豊富な会社が配当や自社株買いではなく、意味不明な買収をする。ということらしい。
多角化できず失敗する例が多い。
関連業種でもなんでもない場合は特に注意が必要とのこと。
多業種への挑戦は大変素晴らしいことだが、それが=成功とは限らない。
要するに手を出しすぎると、良くないことも発生する割合も上がるし、地合いが悪化したときに
経営が厳しくなる。(ファンダも厳しくなる)
そして本業の業績悪化→株価下落・・・というパターン
しっかり関連づけた買収を行い多角化する場合は別。


耳打ち株は、「最新の技術」や「今まで成し遂げられなかった偉業」などに多い。
これが耳打ちで入ってきた場合、かなりの割合で時期が早い。思惑で買われる場合もあるが、
根拠のない夢話は危険。実用段階に入るまでは激しいボラティリティに見舞われるのは
今までみなさんが株を見てきていればわかると思う。仕手株もこのような要素を織り込んで
来る場合が多いのではないか??どのみち長期投資の場合は割安圏以外では手出しはしない方がいい。



下請け会社には色々あるので、一概には悪いとはいえないが注意することに越したことはない。
取引先の状態に左右されすぎる。また利益率も取引先の圧力次第という部分が
株主からしたらわかりづらい部分である。


最後の名前の良い会社とは
名前の悪い(面白みのない)会社の逆である。
一概には言えないがたしかに注目され具合が違う気がするような・・・・

私のPFでいうと
・ティーライフ・・・・多分社名としては面白みに欠ける
・テンポスバスターズ・・・社名としてはインパクト大

になるのかなぁ(汗
たしかに注意することに越したことは無い。
リンチ曰く、「2流でもいかした会社の株は、投資家に誤った安心感を与える」そうだ。
たしかにイメージというものも大事だと思う。


本日はこのような内容。決して万人に当てはまる内容ではないが、
バリュー投資を行っている方には有益なのでは??と感じた。






posted by あかとら at 16:32 | Comment(0) | ピータ・リンチの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近の取引


最近は含み益も消え去り、追証になった人もけっこう出たのではないだろうか。
かくいう自分も、含み益は消え去り、年末に買い付けた銘柄は結構なダメージとなった。

しかし、バリュー株をメインに取引しているので大ダメージを受けるような銘柄は無かった。
ウチヤマHD
ティーライフ(茶生活)
テンポスバスターズ
の3銘柄は、年末年始に買い付けただけあり、やはり気が大きくなっていたと反省。

やはり資金が拘束されるのは厳しい時もある。この程度までなら十分持ってられる水準だが・・・


一方、三井物産は含み益が消える前に売却。
1300円ぐらいで買い直しを入れていたが、決算で上げてしまった。
まぁもっと底で買いたい気分もあったので何とも言えない結果に。
1310円で妥協しておくのが良かったかもしれない。



しかしその資金で今まで買い場が無かった
9957 バイテックの値下がり時に買い増しを行うことができた。
3376 オンリーも1枚買い増し。


結果的にバイテックの平均所得単価は744円とほぼ変わらずに買い増しを行えたことは、
この下げ相場に感謝したい。
1000円の壁は中々超えないバイテックであるが、是非4ケタに挑戦してもらいたい。
(※公募増資はもう勘弁)






posted by あかとら at 14:01 | Comment(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月24日

流石全面安 さすがにやられました



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本日のPFは日本市場と同時に全面安。おそらくここ最近の日経以外の下げではかなりきてるほうだと感じます。

まぁ気にするほどでもないのかもしれませんが・・・
このまま地合いがどんどん悪化していくようでは何か考える必要がありますね。
(というか、買い場が生まれる。)


ザ・渋銘柄のミタチ産業もさすがに下げてしまいました。
むしろこの程度ならといったところでしょうが・・・・


テンポスバスターズなどはまだまだの水準。
ティーライフはこの程度の下げは気にしないほうがよさそう。
ファンダの良さはやはり握力につながりますね。

しかし、若干ノジマなどへは不信感が・・・・・


posted by あかとら at 16:35 | Comment(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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